2か月という空白の時間
ときに余白は必要であろう。
仕事の合間に海外旅行に行く人のように。
このブログに余白を作っていた。作ろうとして作ったわけではなく、いつの間にか余白になっていた。いままたこうやって書いているのだが、この余白はあまりにも充実していた余白だった。
8月下旬から9月中旬まで教育実習があり、9月中旬からは卒業論文の準備とドローン空撮と動画編集ソフトpremiere proの勉強をひたすらに行っていた。同時並行でブログも書ければよかったのだができなかった。
この2か月という空白の中で考えていたことを今回は書き出していく。
まず教育実習についてだ。大きく言えば、教育について。
ぼくは中学校に実習にいったのだが、電子黒板の導入以外変わった面は見えかった。
とても残念な気持ちになったが、現実は変わっていなかった。
むだなルールの多さ、上から無言の圧力に苦しむ教師たち、子どもたちのどこか息苦しそうな学校という場。
ぼくが中学校を生きた7年前となんら変わりはなかった。
子どもたちが何か提案をすれば、「それはルールだから」「いいから守りなさい」という教師からの口調と雰囲気。
そのルールはなぜ必要なのか、本当にいるのか?
先生たちも実はいらないと思っているのに、文部科学省や県教育委員会、学校長の圧力で物を言えない状況になっているのではないか。
そう感じた。
自分はいいと思っているが、学校としてだめだから根拠もなく頭ごなしに注意をする。
その注意をする時間がむだで、代わりに自身の勉強にあてる時間にすればいい。
本当にむだなルールって無くならないのだと肌で感じることができた。
しかし、教育実習というのは本当に充実した時間となった。
「どう言葉かけしたらいいのだろう」こればかり考えて大学生活は教育現場にいたのだが、中学生という年齢の子どもたちと話すのがとても楽しかったし、この問いに対する解が多く出てくるように感じた。それは、自分の意見を持って何の躊躇もなく意見をくれるからだろう。ああいえばこういうではないが、僕にとってその時間は学びある特別な時間となっていた。
むだなルールを注意する時間は子どもたちと話し、自分の姿勢を見直す時間となる。
15歳という最強世代と触れ合えたことは、僕の脳のアップデートとなった。
改めてありがとうと伝えたい。
次に、ドローン空撮の話だ。
今は一人で風景を撮って楽しむことに飽きを感じて、一人でやるときは練習でやっている。主にSUPレースの空撮をしているため、それに対応できる練習メニューを考えてやっている。その成果は少しずつ出てきていると体感している。
動画を貼っていくので見てほしい。
跳飛 "KEEP PADDLING" [ 4K ] from KANAKA OKINAWA on Vimeo.
荒木汰久治 M2O [ 4K ] from KANAKA OKINAWA on Vimeo.
このSUP動画をひたすらに撮らせてもらっている。気持ちがいいもので、一番最初に撮った動画よりかは上達が見られる。
今後も撮らせてもらうのだが、11月23日から12月2日までの11日間奄美~沖縄間の海峡縦断の様子を撮ることになった。
僕は伴走船で移動し、キャンプスタイルで共に生活していくことになるようだ。
さて、どのような撮影ができるのか非常に楽しみである。
最後にpremiere proの話だ。
動画編集を本気で勉強していくには必要だと考えて契約した。契約して2週間がたったのだが、現在はソフトに遊ばれている状態だ。試行錯誤しながら触り、調べてを繰り返しているが、使いこなすまでは時間がかかりそうだ。でもぼくは、時間かかる方が好きで、やりがいを感じるタイプだ。このブログだってそうだし、ドローン空撮だってそうだった。過去の原体験が楽しみを与えてくれている。
そう考えるとやはり、経験よりも原体験を多く持ったほうが生きる力になると感じる。
僕の中で経験とは体験を通した経験値のこと、原体験とは自分を支え、いつだって自分に推進力を与えくれる経験だと定義づけしている。
原体験を一つでも多く持っていることで、プラスかゼロの精神で生きていくことができるだろう。できない自分も自分であってくじける必要はないし、むしろできないって気づいたジブンがいるならプラスのことだよね、と。
2か月という余白はいまの自分にとって必要だった。
またここから、あるがままの自分で書いていく。
<最近読んだ本>
それでは、また!