沖縄の朝は遅い

 

沖縄の南部を通る台風の影響か、少し強めのさわやかな風が流れている。

バイクに乗って1時間半。

気持ちのいい風が体全体を、きれいな海が目と感性を癒してくれた。

そんな朝である。

 

ふと考えると、沖縄の朝はまだまだ遅い気がする。

ハワイに行って思ったのだが、ハワイアンの朝は非常にクールだった。

朝から海を眺めている人もいれば、海沿いを犬と散歩している人、

ランニングしている人、歌を歌っている人、サッカーをやっている子供達、

海との冒険に出かける人、それぞれがやりたいことをやって

朝を過ごす人たちがたくさんいた。

僕はいうと、滞在中朝4時半ぐらいに目を覚まし、外を軽く散歩していた。

散歩しながらハワイの空気と雰囲気を体中に取り込んでいた。

みんなが目を覚ませば、近くのカフェのようなお店に行ってゆっくりする。

どれも特別な時間だったことには違いない。

 

沖縄の朝はどうだろうか。

起きてアルバイトや学校に行くまでの時間、家で過ごしている。

家で過ごすことが良い悪いということではなく、

沖縄の朝の過ごし方は遅いと感じている。僕自身が。

暮らしている名護市で朝の6時ぐらいから空いているカフェはない。

少し南部に下がると、北谷町という町がある。

そこはサーファーの人がいるからか朝の早い時間から空いているカフェがたくさん。

僕はこういう町がとても好きだ。

 

朝からさわやかな人たちと同じ空間にいれることがありがたい。

疲れた顔をしている人がいないのだから。

こういうお店にいるだけで、自然とプラスのオーラというか空気感というか

すごくいいことが起こりそうな運が体をつつんでくれるような感覚になる。

 

そんな日はいつだって、ハッピーで過ごせるし、ハッピーで終わる。

そんな日の積み重ねが、運を引き寄せる。

 

「なにかいいことないかなー」と物思いに触れる時間があったら、

少しでも朝の過ごしかた、特に家から出て外の空気と同じ温度になること。

たまには人工物から離れて、海や風、鳥の鳴き声に心を向けること。

宇宙の中の人間であることに感謝し、人間のための宇宙や地球ではないことを再確認すること、生かされていることを考える時間にする。

 

少しの時間を、少しずつ過ごしていき、少しずつ運を一体化させていく。

頑張るとかそういうのじゃなくて、いつだって自然体であるがままに。

 

海や風のように、なんにも逆らわずに、流れに沿って生きよう。

それが自身を認め、いつだって自然体につながっていくのだろう。

 

 

それでは、また!