子どもの貧困問題を学ぶー「みんなの学校」-
(2016年10月23日の新聞記事です)
沖縄県は待機児童の問題は他県と比べてひどくはないが、子どもの貧困問題に関しては非常に深刻な問題だと認識している。シングルマザーの多さや収入の少なさが原因とされている。
しかし私は、大人になっていく過程の中でレベルが低いため、大人になってもそのまま人間性が乏しい大人や親になっていく。
だから、子どもが出来ても、挑戦していく子どもを育てることが出来ていない。
だから子どもの貧困問題につながっていると考えている。
これは本当に一部の世界だと思うし、僕の一意見です。
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本日のテーマ
「子どもの貧困問題を学ぶー『みんなの学校』-」
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みんなの学校とは
大阪市立大空小学校のお話し。
不登校も特別支援学級もない、同じ教室で一緒に学ぶ
ふつうの公立小学校のみんなが笑顔になる挑戦
大阪の小学校でのお話が映画化され、話題を呼んだ。
見えない学力をいかに育てるか
僕は、大学で保健体育の教員免許を取得するために、「教職」というものを勉強しています。その教職科目の中に「特別支援教育」があります。
その勉強中に一つの新聞記事と出会いました。(一番上に貼っているもの)
情報を共有したいと思い、内容を抜粋しながら下記にまとめます。
大阪の市立小学校で貧困の子も病気の子も障がいがある子も教師も地域住民も共に学ぶ「みんなの学校」をつくった元校長、木村泰子さんに語ってもらった。
学校は校長のものでも教育委員会のものでもなく、地域みんなのもの。
トラブルがあるからこそ、そこに学びが生まれる。一つ一つ乗り終える経験が子どもたちの力になる。いじめもあるのが当たり前。いじめがない学校なんておとぎ話だ。大事なのは子どもたちが納得する解決方法を取れるかどうかだ
就学援助率が50%を超える地域。しんどい地域の学校だからこそ、すべての子の学習権の保障を理念とした。
学校が学力保障に走りすぎた弊害で、多くの子どもたちが居場所をなくしてきた。学校にとって大事なのは学力より、子どもが学ぶ権利を保障することだ
「合理的配慮」という言葉の実態は「合理的排除」。子どもたちを分断することで失うものの大きさを、大人は知らなくてはならない。
重視したのは、①人を大切する力 ②自分の考えを持つ力 ③自分を表現する力 ④チャレンジする力の4つの【見えない学力】。10年後、自分の力で生きていく見えない学力が重要だ。
さまざまな人間がいる中で学ぶと、子どもたちは物事を自分で考えだす。子どもたちが自分で考え、安心して学べる学校ならば『見える学力』は後からついてくる。
記事から僕が響いた文を引用させてもらいました。
感想
私が過ごしてきた小中学校時代は、特別支援学級が設けられて、発達障害の子は一緒に勉強することもあれば、別の教室で勉強することもありました。
僕が小学生・中学生の頃は、それが「当たり前」だと思っていたし、それが普通という感覚でした。しかし、この記事を見て、あれは「普通」ではないということが分かりました。子どもは一緒に学びたいはずです。
しかし、大人が「合理的排除」をやっていたのです。
一緒に学ぶことで授業に支障が出るとか、一緒に学んだ方が学ぶことが多いとか賛否両論の意見がたくさんあります。だから、一概に【これが正しい】というのはないと思います。しかし、賛否両論あるからこそ、一方的な意見に流されるのではなく、自分なりの意見をもって、行動した方がいいと思います。
私は、「みんなの学校」の同じように、発達障害のある子もない子も一緒に学ぶ環境にした方が、人間性は身につくし、学校教育が終わった後に生かされると考えています。
このことで、自分で「生きる力」を身に着け、例え家庭が経済的不利な状況にあっても、その状況を乗り越えることが出来ると思います。
だから、学校教育というのは「生きる力」をもっと学べる環境に変えていくことが
必要だと僕は考えています。
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素晴らしい記事に出会いました。情報共有をしたくて書きました。
みなさんが子どもの貧困や、学校教育に関することで考えるきっかけになれば
幸いです。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。