感想レビュー 【No.7】無敵の思考-誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21-

f:id:daikistep:20170828233450j:plain

こんにちは、まつぞのだいき(@BuratabiDAIKI)です。いきなりですが、「2ちゃんねる」「ニコニコ動画」って聞いたことありますか?もう古いよという声も聞こえてきそうですが、上記の2つなどを開設し、管理人をされていた西村さんが2017年7月に新刊を出されていました。その本をやっとこさ買えたのでまとめていきます。

 

まとめポイントとしては、21個のルールの中から

・現役大学生の僕が響いたもの

・大学生に届けたいものを

ピックアップしました。

 

「その生き方って奴隷じゃね?」

 

 

それでは、いってみましょう!

 

 

はじめに

2ちゃんねる、ニコニコ動画の名前は知っていますが、創設者の西村さんのことまでは詳しく知りませんでした。しかし、本がおもしろそうだったので読みました。

先に結論をいうと、かなりおもしろかったです。 

世界にはシステムがあって、そのシステムの下でロジック(論理)に従って人や物事が動いていく。

 

そういう考え方が僕にはあるので、自分自身、論理的に考えて論理的に結果を出すという生き方を実践しています。そうすると何がトクかというと、幸せに生きることができるのです。

「はじめに」で「ランニングコストは上げるな」と示されています。大学生にとってこれは重要に感じます。食費、交際費などの生活を支えるコストが上がれば上がるほど、お金が必要になっていき、働く時間が増えていき、「アルバイト」が奴隷化していくからです。ランニングコストを上げないことも幸せになる一つの方法ではないでしょうか。

 

「考え方」次第で、人は”無敵”になれる

自分が生きやすい環境を自分で作っていく。そして、未来を作っていく。

さてここからは、21個のルールの中から大学生に届けたいルールを5個にしぼり、まとめていきます。

 

1.何事も最初は「仮説」を立てる

最悪の状況を考えておいて、「それでもちゃんと暮らせるよね」という想定ができていれば、リスクを取っておもしろいことにチャレンジできます。

これが苦手な人、多いのではないでしょうか。特に「やってみよう!」「とりあえずやろう!」という行動力がありそうな勢いがある大学生は苦手でしょうね。仮説を立てている暇はない、まず動こう!精神ですので。僕もその1人。しかし、仮説を立てるだけで軌道修正がしやすくなりますし、目標が明確になると感じました。これを機に行動スタイルを見直してみます。そして、「仮説検証」ができる人はとにかく頭が良いですよね。キレているというかなんというか。

「これ情報ですよ」と明示されていないものの中から情報を抽出することくらいしか「人間としてやれること」はないわけです。それが楽しめるかどうかは、意外と人生が楽しめるかどうかにつながっていきます。

 そして、仮説検証の際に気をつけたいことに、「アナウンス効果」があげられています。 あるファッションリーダーが「今年はこの色がはやると思うんだよね」というと、それを信じる人たちがその通りに動いていくことが例にとられています。影響力ある人(インフルエンサー)の発言は強く、鋭く、拡散力がありますので、受け手ばかりに回っている人にとってはこの人の意見が全てに見えるのかもしれません。しかし、世界の全てがその人の意見で動いているわけではありません。様々な意見に触れて、自分の軸を固めていきましょう。

 

2.「モノづくり」をする

時間があればあるほど幸せを感じられる”無敵状態”になれる

「消費者は一生、幸せになれない」と書かれていて、モノを受けてばかりだと表面的に幸せを感じていて、いい気持ちになるかもしれません。しかし、トリの目で長いスパンを考えると消費は「浪費である」可能性が高いです。自分で作ることを覚えない人はお金に頼りながら生きていくため、信用経済なこの現代、おそらく死んでいくでしょう。お金だけで消費していく人生はもったいないです、クリエイト側に回ってみましょう。文字を書くでもいい、モノを作るでもいい、まずは小さなことからやってみることをおすすめします。

パソコンに慣れている人のほうが、モノづくりの活動はうまくできます。パソコンは初期投資がかかるイメージがあると思いますが、今では大きなわ投資をする必要がなく、ソフトもタダで手に入ります。だから、「自分の時間でモノを作る」ということがやりやすいし、SNSにアップすれば、そのうち評価されてもっと幸せを感じるかもしれません。

この意見に関しては、僕はパソコンがあった方が作業ははかどりますが、堀江さんは違いますね、スマホだけで十分みたいです。そこは人それぞれです。

 

3.自分が「寝たいとき」に寝る

多くのサラリーマんは「時間どおり」に生きることを強いられるわけですが、そうでない道も案外ありますよ、という話です。

義務教育のときから、「何があっても遅刻はするな」「遅刻が一番悪い」と言われ育てられる日本人にとって、西村さんの考えはおもしろいと感じます。この一例がこのように書かれています。

「ゲームや映画は、こういうおもしろいものですよ」という彼らの持っていない情報を与えるのが僕のアドバンテージだったりします。なので、時間を割いてゲームをちゃんとやることが、結果として僕にとっても意味があるんだということを信じて、相手にもそれを説明することで正当化しているわけです。

ふむふむ、遅刻にも正当な理由があるみたいです。

【相手が知らないことを説明して、有益な情報を与え、正当化させる】

ここにおもしろさを感じます。

そして、「寝たいとき」に寝るために、「コンスタントに『70点』を叩き出す」ことがポイントです。学生団体に所属している学生に多いのが、「いつも100点を目指す」姿勢をつらぬく人です。これは体調崩しますよね。100点を目指して徹夜して、結局は50点の仕上がりになってしまうというパターンにはまります。だからこそ、常に70点の姿勢を保持すればいいのではないでしょうか。自分で完璧なものを作っても、他人からのチェックで修正が入りますので、全力の70点でいきましょう。この姿勢ができれば、「寝たいとき」に寝れますよね。となると、体調管理に困ることはありません。

 

4.「長く役に立つ本」を読む

役に立つといっても、短期的なものには手を出さないようにしています。極端な例だと、エロ本なんて買った1ヶ月後には何の役にも立たないわけです。それなので、長期スパンでトクをするような本を選ぶようにしています。

といっても、「いい本」を見つけるためには探すコツが必要ですし、簡単にすぐに「いい本」で出会えるわけでもありませんよね。そのときだけの流行に関する情報本は数ヶ月後、数年後には無意味な本になっている可能性が高いです。

では、「いい本」とはなんなのか、5つの条件があります。

・今後10年以上も影響を与える「技術」や「文化」をテーマとしている

・結論に至る「経緯と理由」に筋が通っている

・「資料」から組み立てられていて、個人の感想を書いているわけではない

・一般的な「常識」とは違う結論や意見がある

・単純に読んでいて「おもしろい」

この5つだそうです。ブログ記事を書いていても思うことですが、単純に読んでいて「おもしろい」は重要です。読んでよかったといかに思ってもらえるかです。

 

5.お金で「問題解決」しない

イヤなことを乗り越えるたびにお金を使っていると、生活コストが非常に高くなってしまいます。そうすると、「はじめに」でも述べたように、幸せになれないスパイラルにハマるわけです。

友人関係や仕事関係に大きな亀裂を生じさせますよね。意外とお金で解決しようとする人がいるものです。そんな人とは一旦距離を置いて、様子を伺いましょう。

 

これから先、日本の失業率はものすごく上がっていくでしょう。そして、スキルのない人が苦労する時代になっていくと思います。

・スキルを身につけてお金を稼いでいく幸せを目指すか

・お金がなくても工夫して幸せを目指すか

その二択に分かれていくのです。

 

二極化の未来に備えよう

 21個のルールを通して、改めて「スキルの必要性」を感じました。コミュニケーションスキル、ライティングスキルを僕の場合は主に磨いていき、これからの未来をつくっていっています。あなたは、何を身につけ、未来を作りますか?

 

最後になりますが、

この本を通して、考え方と気持ちの持ち方を考えなおすことができました。

お金の機能についてはまだ理解できていない部分もあるため、これからも勉強を進めます。

 

「無敵の思考」は、これからの生き方について悩む大学生におすすめの本です。

こちらから購入できます。

 

それでは、また!