感想レビュー 【No.11】「自分」を仕事にする生き方
こんにちは、シェアリングエコノマーまつぞのだいき(@BuratabiDAIKI )です。僕は(日本ではまだ導入されていないのに)ベーシックインカムで生きていくと誓った男です。ベーシックインカムを受けることで一番得をするのは学生なのではないかと考えています。一定分のお金が入ることでアルバイトをする時間が無くなり、その空いた時間で自分のスキルを高めたり、好きなことを突き詰められたりするからです。だから、僕はベーシックインカムを待ちのぞんでいます。
と言いつつも、まだ日本では導入されていないため自分で収入を作っていく必要があります。しかし僕は、会社に入ってお金をもらうこと、お金が欲しいがためのアルバイトをしたくありません。単純におもしろくないから。
では、個の力で道を作りど真ん中を歩くためにはどうしたらいいかと考えた際に、「自分」を武器にしたらおもしろい!と考えました。肩書は「(自分の名前)」です。作家やクリエイターや政治家、ジャーナリストなどではありません。「(自分の名前)」です。そう近づくために、一冊の本を読みました。
「自分」という武器
表紙を一枚めくったところにこう書かれていました。
この本を読み終わった瞬間、あなたは絶対にわくわくしています。
これまでの人生でつくり上げてきた「自分」という武器の活かし方をわかるから。
この一文を読んだだけで「ゾクゾク」したのは僕だけでしょうか。
とても心の奥深くに刺さりました。
最近になって僕の生き方をおもしろがってくれる人が増えてきました。
ドローンが水没してTwitterで泣き叫んでいたら、ドローンをプレゼントしてもらえたこと、polcaで資金調達して実質¥1000で石垣島5泊6日の旅ができたこと、ヒッチハイクは30分以上待ったことがないこと、ヒッチハイクで乗せてくれたにも関わらずご飯代をもらうこと、ヒッチハイクで乗せてくれた人がだいたい会社の経営者や理事長、バイク事故で死にかけたこと、保育の学科じゃないのに2年間保育園で働いたこと、農学部でもないのに農業について語ること、お金がないのになぜか生きられていること。
などなど。
”普通”ではなく”異質”らしくておもしろがってもらっています。
しかし、僕には悩みがあります。
それは「自分」という武器をいかに生産させ、マネタイズにつなげればいいのかが分からないという点です。
人生をフル活用する知恵をつければ、今やっていることすべてのことが「仕事」になります。出来ること好きなことをうまく掛け合わせて、誰かに感謝してもらえることになれば、それをお金にする手段というのは必ず誰か、それが得意な人が考えて準備してくれます。そのために必要なのは、自分の出来ること好きなことを正しく理解し、発信する力です。
この言葉の肝は「自分の出来ること好きなことを”正しく”理解する」という点だと感じています。ここが僕の足りていない点で、発信する内容にばらつきが生じています。だから現段階で「仕事」になっていません。これを改善できればもう一歩前にいけると確信しました。
そして、この言葉に僕は救われました。
「出来ること好きなことをうまく掛け合わせて、誰かに感謝してもらえることになれば、それをお金にする手段というのは必ず誰か、それが得意な人が考えて準備してくれます。」
僕はマネタイズすることがとにかく苦手で、小学3年生から算数を苦手としてきたのも影響しているのかと思うぐらい苦手です。だから僕は苦しかったです。
おもしろがってもらえるけどマネタイズにつなげることができない。
全てをマネタイズにつなげたいわけではないけど、少しはつなげた方が誰に回せるじゃないですか。
先日イケハヤさんの記事にも勇気をもらいました。
"お金を稼ぐのが苦手なら、働かずに好きなことをすればいい時代になるんです。あなたの分は、ぼくらがうまく稼ぐから。ぶっちゃけ、あなたには働いてもらう必要がない。機械の方が稼げるんで。"
— まつぞのだいき@ドローン空撮 (@BuratabiDAIKI) 2018年1月17日
稼ぐのが苦手だから、ベーシックインカムを待ちわびているひとりです😊
https://t.co/jSlIZ4DmyY
自分を仕事にしたい人がやるべきことは、いきなり会社を辞めることでも、資格を取ることでもありません。「好きなことをやる時間を増やす」「好きなことのためのお金を経費にする」この2つの方法をとにかく考えて思いつくことを片っ端から試してみてください。
そして、僕のマネタイズが苦手だということに関して、これは大事だと感じた文がありました。
「お金にする」というのは「お金になるまで続ける」ということに言い換えられるかもしれません。(中略)お金も結果も、必ず後からついてきます。(中略)まずは、自分の強みを無料で人に提供する。(中略)評判をつくるまでは、先行投資だと割り切って、(中略)先にお金を得ようとした人はだいたい失敗します。最初は、自分のお金と時間を注いで評判をつくることを優先させてください。
キンコン西野さんも言っていました。結果はあとからついてくるからいまできることを徹底的にやっていくことが大切だ、と。あらためて考え直すことができました。
好きなことは絶対にある
最近は「好きなことで生きていく」や「好きなことでしか生きられない」という言葉が飛び交い、AIに奪われる仕事まで発表されています。だから、「好きなことがないとやばいのかな」って思っている人は多いことでしょう。僕は”異質”なのでやりたいことはとにかくあります。しかし、僕の周りで「やりたいことが分からない」という友人たちがいます。そのような人にもはあちゅうさんから温かい言葉が送られています。
今は自分に好きなことなんてないと思い込んでいる人でも好きなことは絶対にあります。
(中略)
嫌いなことがある限り、その逆に、好きなことも絶対にある。嫌いなことをリストアップしながら、ゆっくり丁寧に探していけばいいと思う。
それでも好きなことが見つからない人は、
「好きなことが身近すぎて気づけない」「好きなこと=自慢できるようなすごいことじゃないとダメだと思い込んで気づけない」「好きなことを意識できる環境にいないから気づかない」の3つのうちのどれかだと思います。
好きすぎて気づけない、身近すぎて気づかないって僕も経験上あると感じました。
だけど、僕の場合は「死にかけたこと」により気づくことができました。
だから、第三者からの意見や自分を見つめ直す時間によって気づくことができるのかもしれません。
世の中は常に、新しいものと人を求めている
ぼくはこの記事にも書いた通り、「自分が不得意なことは得意な人に任せて、自分は得意なことをやり続ければいい。だから、自分が得意なことを不得意な人がやっていたら変わってあげればいい。そういう世の中だから」と考えながら生きています。
そして、実際にそうやって僕の半径5メートルはまわっています。こうやってブログやTwitterで「僕はこう考えています!」「こう生きています!」と発信していくとそれを理解して対応してくれる人が周りにいてくれるようになりました。うれしいかぎりです。
足りない能力は自分の他の能力と掛け合わせることによって補強されるし、その組み合わせが自分にしかできないことになります。
(中略)
「好き」を発信していれば世の中のほうが、絶対にあなたを見つけてくれます。なぜなら、世の中は常に、新しいものと人を求めているから。今は専門家よりも変態的な素人のほうが面白い時代なんです。
「発信していれば世の中のほうが絶対にあなたを見つけてくれる」
これにもかなり共感で「ドローンが水没したと思ったら、欲しかった機体が舞い降りてきた話」でも書いたようにハッピーなこともアンハッピーなことも発信すれば誰かが見てくれています。この出来事に心が救われて活力になりました。そして、先日はあちゅうさんがこのようなツイートをしていました。
ツイッターに書くといろんなことが叶うなぁ…。この間つぶやいた福岡でイベントやりたいっていうのはまだ確定ではないけど、ほんとに実現しそうだし、去年メルボルン行きたいってつぶやいたらJALさんの企画にいれてもらえたし、さっきつぶやいたVoicyは今からアカウント作ることになった。
— はあちゅう (@ha_chu) 2018年1月21日
おもしろいですよね。大きなことじゃなくても叶っていくんだなと感じました。僕もそのことを経験した1人です。だから、どんなに小さなことでもいいから「つぶやく・発信してみる」ことで人生って加速する時もあるんだよと考えています。
とにかくはあちゅうさんの生き方はおもしろくて大好きです。
発信を続けると回りには必ず、同じものが好きな人が集まってきて自分にとって居心地のいい場所が出来てきます。
これに関して、この記事もおすすめです。
"「俺はこれをやる人だぞ」と旗を立てれば、欠陥も愛される人になる。"
— まつぞのだいき@ドローン空撮 (@BuratabiDAIKI) 2018年1月20日
自分を仕事に。生きることを趣味に。
これから「自分」という武器を使って仕事を生み出していくことに不安がないのかと言われればうそになります。だけど、この21年間”自分”と付き合ってきたからこそ、心の奥底に自信というものもあります。これは成功できるとかうまくいくという自信ではありません。どういう自信かというと上手くいかない時に「負けるな」「こんなもんじゃないぞ」って心の幹を折らない自信です。この自信があるだけで心の持ちようがすごく楽で「まずはやってみよう。失敗してもOKだ」という思考回路を踏むことができます。
自分を仕事にする時に一番大切なことは、理想の暮らしは一体いくらあれば成立するのかと言うことを具体的な数字で把握すること。
自分を仕事にするということはほぼ、趣味が仕事になることだから仕事は基本的に楽しいんです。でも楽しいからこそついつい歯止めが効かなくなってしまいます。仕事を入れられるだけ入れてしまおう、という思考になってくるとこれまた危険信号です。
これはランナーズハイに似ている感覚なのかもしれません。普段はこの距離まで走っていくときつくなるが、一定の限界閾値を超えたため疲れを感じないと言った風に。そこまでいけるのがまずは僕の目指す地点です。
お金に振り回されなくなってからが、「自分を仕事にする」の本番スタート。
自由を選ぶ人はどんどん自由になっていくし、不自由を選ぶ人はどんどん不自由になっていく。理想を選ぶ人はどんどん理想が現実になっていくし、理想とはかけ離れたものを選ぶ人は理想とはかけ離れたことが現実になっていく。
「夢を持っている」はそれだけでお金になる才能
ここまで読み進めてきて、今の自分がどのような状態にあって、これからどのような理想を走っていくのかと考えたときに、上記であげたはあちゅうさんの言葉たちになりました。はあちゅうさんの著書はまだ「半径5メートルの野望」しか読んだことがなく、この著書で2冊目ですがはあちゅうさんの本は”普通の人”を突き放さずにていねいに解説されているので心が温まります。だから好きです。
僕がいまやっていることは大学生、ヒッチハイク、ドローン空撮、ブログ運営、保育園でのお手伝い、農業(さとうきび)などと点がたくさんあります。この点をもっと増やしながら、縦や横、斜めのマッチングで何かしらの線を作っていき、「自分」が仕事になる瞬間を迎えようと考えています。できるできない叶う叶わないはあとからでいいんです。まずはやってみるという姿勢でやっています。そして、いまは「助けて」「アドバイスちょうだい」って声を上げたら手を指し伸ばしてくれる大人がたくさんいます。僕はそのような大人の方々にたくさん会いました。助けてもらいました。だから、今後も”やばい”状況になったら助けてください。(やさしくつよい大人のひとたちは”やばい”という表現も使っても理解してくれます。)
はあちゅうさんの本に出会えてよかったです。
これからが本番です
それでは、また!